緑茶吸入療法というのがあります。風邪で頑固な咳がなかなか止まらないで悩んでいる人、あるいは、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、慢性肺気腫など『慢性の肺の病気「COPD」病気』で悩んでいる患者さんが、風邪などを引いて長引いている場合にも試みて良い方法だと思い文章にしました。
まだ医学会では発表がありませんが、私は1日3〜6回『緑茶』の吸入方法へのチャレンジを勧めます。吸入するための器具は、医療用のが最も良いと思いますが、一般に出回っているスチーム式吸入器で試みてもよいと思います。以下の参考文献をまとめて書きました。
その前に、MRSA『メチシリン耐性黄色ブドウ状球菌:マーサ』ということを勉強をしましょう。
1:メチシリン:ペニシリン系の抗生物質のことです。スタフシリンなどの名前で、主に点滴静脈注射用に開発されました。しかし、あまり使用しすぎたか、またはブドウ状球菌が進化したのか、については述べるまで勉強はしていませんので、ここでは、メチシリンという抗生物質があることを覚えて下さい。
2:耐性:一般的にはペニシリン系の抗生物質は主に上気道や肺炎の時のファーストチョイス『第一選択薬』です。白血病や悪性腫瘍などの病気で入院している重症な患者さんたちは、『血液培養』『咽頭培養』『喀痰培養』『尿培養』などを行い、感染症にかかっているような場合には、原因菌を培養して寒天上で数種類の抗生物質がその原因細菌に効果があるかを検討します『薬剤感受性検査』。その原因細菌にまったく効果を示さない場合、『感受性がない』=『薬剤耐性』と言います。
3:黄色ブドウ状球菌:この細菌は私たちがオンギャーというか解りませんが生まれると同時に皮膚にも繁殖を開始する細菌たちです。あまり多く繁殖しすぎると、『食中毒』『トビヒ』『肺炎』『膀胱炎』『メンチョウ』『ジロウ』などの病気を起こします。
次は、1999年4月30日日本医事新報からの報告です。演題は『MRSA「メチシリンという抗生物質に抵抗性のある黄色ブドウ状球菌」に対する茶カテキンの抗菌活性』。昭和大学細菌学教授島村忠勝博士の報告です。以下の実験方法が採用されました。
1:ふつうのお茶【高いお茶ではなくて】を生理食塩水で2時間、室温で混ぜておいた液《緑茶エキス》と、MRSA患者さんから分離した黄色ブドウ状球菌を混合して、アガロースと言う『寒天培地』で混合したら、MRSAという『ばいきんマン』が死んでしまった。この場合の緑茶の作用は『殺菌的』に働いた。
2:今度は我々がふだん飲んでいる濃度【エピガロカテキンガレート2_c/_g】で、上記の寒天培地上で24時間後ではすべてが殺菌されました。
3:更に興味がある経験をしたそうです。それは緑茶を添加した培地では、『普段の量の抗生物質』の100分の1で、MRSAは退治できるそうです。
4:減量してもMRSAに対して減量効果があった抗生物質は、オキサシリン、メチシリン、アミノベンジルペニシリン、セファレキシン、ペニシリンGなどがあります。また、これらは同時に2の現象も観察されました。
上記のことは今までは、MRSA『メチシリンという抗生物質に抵抗性のある黄色ブドウ状球菌』の『多数種類の出現』に関してパニクッている医療界『実際このニックキMRSAのために入院できなかったり、過剰な反応で、看病しているご家族もノイローゼ状態に陥ったりしています』にとっては、明るい希望のある報告です。
現在の病院では、このMRSAに対しては更に強力な抗生物質の『バンコマイシン投与』で病原細菌である『ニックキMRSA』に対抗すべく努力を続けています。しかし『バンコマイシン』と言う、MRSAに『チョー効果がある』と考えられている抗生物質の投与を続けると、さらにこの『バンコマイシン』に抵抗性のある『バンコマイシン耐性黄色ブドウ状球菌「VRSA」』が発生するという悪循環に陥ってしまっている現在の医療界『みなさまが考えておられるほど実際の医学はそんなに進歩してはいませんが、努力はしております。』に以下に示すような明るい可能性『希望』が出てきました。希望を持って医療に当たろう。
@ MRSAに対する緑茶【カテキン】の殺菌効果を応用して、MRSA肺炎に緑茶を使用し、ネブライザー吸入療法で、気道に存在するMRSAを除菌可能になるかどうか!
A 一日に何回やったらよいかについては未だ実験中。しかし、一般的な吸入回数の3から6回くらいで十分であると思われます。
B 86lの除菌率を発表したある病院では、5lの緑茶『ふつうに飲むより若干濃いめ』1tをネブライザーに入れて1日4から6回吸入させて86lの除菌率になったとのことです。
Aこの場合、緑茶は熱湯で抽出して5分間さまして使用したそうです。
C 吸入療法開始後2〜8週間で、除菌ができたとのことです。
結論:今現在、各病院を悩ましている『MRSA「メチシリンと言う抗生物質に抵抗性がある黄色ブドウ状球菌』に対して更に強力な抗生物質である『バンコマイシン』を使用しても更なる抵抗性のある黄色ブドウ状球菌が発生することは、筆者が東京医科大学病院で白血病の女の子を看取ったときの経験『高熱が続き、急変すると怖いので抗生物質を使用し続けた結果、最後はカビが原因で死亡してしまった苦い経験』からしても明らかです。
その前に是非とも医療界が試す方法が、この『緑茶吸入療法』です。医療費用がかさむと嘆いている国家にとっても、この方法を行って抗生物質の使用量を少なくし、国民医療費を減少させることも大切なことです。一方、我々が風邪をひいた場合や、咳が出てしょうがないようなときにも応用が可能です。
緑茶を煮出して、十分、濾してから、吸入してみて下さい。きっと治ってきます。緑茶の効用と、ご先祖様たちの頭の良さに驚いています。これも現場の経験がものをいうのでしょう。『机上の学問』と『実践の医学』の解離現象の一つの現れであると感じています。また、実際に良いと思われ、直ぐに試せる方策は、現在、対抗手段がない場合にはどんどん取り入れて、実際にMRSAで悩める人々に応用される方がよいと思い文章にしました。希望を持って、応援して下さい。