ペットから感染

 最近ペットで伝染したと考えられる、『クラミジア感染症』の患者さんを見たので調べました。

 1:まずペット病の定義について、

 正式名称は、『zoonosis』:ズーノシス:[人畜共通伝染病]と言います。人と脊椎動物の間で伝播[伝染]が起こる疾病を言います。

 2:関係する病原体:

 @細菌[大腸菌、ブドウ状球菌、キャンピロバクター、クレブシェラオキシトカ、サルモネラ菌、等多数]

 A真菌[白癬菌{水虫を引き起こす}、カンジダアルビカンス{赤ちゃんに鵞口瘡を引き起こす}、アスペルギルス{肺炎}、クリプトコッカス{肺炎}、等]

 Bリケッチア[発疹チフスリケッチア{コロモジラミやアタマジラミに寄生している}、恙虫{つつがむし又はあかむしと言うダニの一種}に寄生しているリケッチア、発疹熱リケッチア{保菌ネズミからノミさんを経て感染します}等]

 Cクラミジア[オウム病クラミジア{chlamydia psittaci}、トラコーマやSTD『性行為感染症』を引き起こすクラミジアトラコマチス{chlamydia trachomatis}等]

 Dウイルス[サイトメガロウイルス{新生児肺炎や新生児網膜炎}、ヘルペスウイルス{新生児脳炎や新生児肺炎}、パルボウイルスB19型{胎児水腫}、エンテロウイルス{新生児心筋炎や無菌性髄膜炎}B型肝炎ウイルス{乳児期肝炎}、C型肝炎ウイルス{乳児期肝炎}等]

 E内部寄生虫[原虫、線虫、吸虫、条虫、トキソプラズマ、アニキサス、等{新生児に水頭症等を引き起こします。}]

 F外部寄生虫[ノミ、シラミ、ダニ等{アレルギー疾患の原因にもなります。}]以上数多くの病原体があります。

 次にどのような病気になるのでしょうか?

 3:妊娠しているお母さんがかかると困る病気:

 先天性風疹症候群[風疹に限らずウイルス疾患に妊娠3カ月以内に罹ると、心室中隔欠損症や心房中隔欠損症等の心臓奇形児が生まれる可能性が高まります。

 兎唇児[ウサギのような三つに唇がなる先天奇形児。しかし、現在の形成外科の発達で跡も残らずに治せるようになりました。]。

 水頭症児の出生[わたしも生まれたときには頭が大変に大きくて間違えられました。福助さんが多分この病気であったと思います。]。

 最も困るのは、死産です。胎児が育たずに子宮内で死んでしまいます。

 4:小児が罹ると困る病気:下痢を初めとして、発熱、髄膜炎、敗血症、湿疹、肺炎、白血病、等100以上の病気があります。

 5:お年寄りが罹ると困る病気:上記と同じです。お年寄りは免疫機能と言って、病気と対抗する力が若い人たちよりも弱いために種々なる伝染病にかかりやすくなっています。

 6:自分の経験から

オーストラリアに観光に行った直後、親が肺炎で入院しました。発熱と咳でしたが、レントゲンを撮ると肺ガンの疑いがあるため精密検査の為に入院をしました。結果は、コアラちゃんとチュをしたために起こった『クラミジア肺臓炎』でした。テトラサイクリン系坑生剤の内服ですぐに治りました。

実際、私自身もおかしいと思う事があります。犬がほっぺを『ペロ』となめたら、『わーかわいい!』。私が娘のほっぺを、『ぺろ』となめたら、『わーん腐っちゃう!』号泣するのを見て、『おれ犬以下なんだ』って思うのは、ひがんでいるためでしょうかね。

いずれにしろ、ペットは気をつけて飼っていてくださいね。



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