『暑さ』のせいで、だるさを訴える人[特に暑さ負けをする老人が多い。]ので一言。
今年の猛暑にあたって、亡くなる老人が増加の兆しがあります。そこで、どうしたら防止できるのかについてと、我々医療機関がお手伝いできることについて述べてみます。
『我々家庭医や医療機関は患者さんである国民の味方でありますので上手に使ってください!』
@:暑い日が続く結果、食欲が無くなって体力が消耗して、結果的に弱ってしまいます。
対抗手段:
A:ひどく食欲の無い場合には、点滴をします。ビタミン剤を入れると良いのですが、今回の医療費の改正で、大変残念な事ですが、『ビタミン剤は健康保険では認めてくれなくなりました』
B:そこまで行かない時:食欲を増してくれるような薬を飲んでもらいます。私が好んで使う薬は、小児科で赤ちゃんの食欲増進に使う、『ペリアクチンシロップ』です。少し甘くハッカの香がします。食前に飲みます。また、少し『うつ傾向』にある老人には『抗うつ作用』のある『アタラックスPシロップ』を処方します。副作用はありません。胃が荒れている様であったり、食道と胃の調節機能が弱っていると考えられる場合には、『ナウゼリン』の錠剤又はシロップを処方しています。
C:漢方薬が良いと思う人には、例えば『六君子湯』、『五苓散』、『眞武湯』、『桂枝加竜骨牡蠣湯』、『人参湯』、『茯苓飮』、『補中益気湯』等を処方します。
A:何故点滴をすると調子が良くなり、食欲がわいて来るのでしょうか?。脱水状態を早期に改善する為です。点滴の原則について簡単に述べてみます。
A:糖尿病で無い人には一般的には、『ソリタT−3号』を[当医院では更に改良を重ねた{ソルデム3A号}を]使用します。
成分は、500ミリリットルの点滴の中に、
1:ブドウ糖21.5グラム
2:塩化ナトリウム0.45グラム
3:塩化カリウム0.745グラム
4:乳酸ナトリウム1.12グラム
が入っています。
電解質濃度としてNa−35,Cl−35、K−20、Lactate−20、meq/L[ミリイクイバラントパーリッター]入っています。通気針が無いために細菌やウイルスの感染に対して安全性があると言う理由で採用しました。一本の点滴をすると、ごはんを2〜3杯食べたのと同様の元気がでます。
でも健康保険では原則として外来では点滴をしてはいけないそうです。でも、もう入院するほど弱ってから点滴をするよりは、速めに早期に発見して適切に点滴したほうが、結局、得になると思うのですが、お役人様は現状の把握をもっとしてほしい事と、やはり高級料亭等で談合するような暇があったら、もっと庶民の生活や、老人たちの現況を勉強してほしいと思います。
糖尿病の人に対しては、アセテート維持液である、『アクチット注』を点滴します。これにはブドウ糖の代わりに、糖尿病には影響の無いマルトースと言うカロリーが入っています。
点滴一本中に、マルトース:25グラム、酢酸ナトリウム:1.3608グラム、塩化ナトリウム:0.7306グラム、リン酸2水素カリウム:0.6805グラム、塩化マグネシウム:0.2542グラムが入っています。
これをするともう一発で元気モリモリになってしまいます。これらの点滴に更に『強力ネオミノファーゲンC』を加えると、スーパーマンになってしまいます。でも現状の健康保険では認められていません。
この様に早期に発見して適切な治療を行うと、老人の死亡数は減少し国家の将来を見ても良い事であるし、両親が元気でいる方が良いと思いますが、どうお考えですか。?