くじら「鯨」の「ぴーぴー」  

田村医院 田村 仁

「先生!。うちの子ピーぴーなのですが?。」と駆け込んできたお母さん。「そうです。今流行のロタウイルス感染症のためにぴーぴーとなります。」と先生。「チェンチェイ・・。
鯨さんもピーピーになっちゃうの?」・・?。返答に困り早速調べたので報告します。
1:鯨さんの歴史。
地球史上最大の生物は、全長30メートルもある雷竜の化石が発見されてから恐竜であると思われてきた。
しかし、1948年南氷洋で身長30メートル以上、体重136,4トンの巨大なシロナガスクジラの雌がしとめられて以来、最高は海棲ほ乳類のシロナガスクジラさんとなった。彼女は初めは魚であると思われていて、魚へんに京「兆の一万倍」である鯨と名付けられた。385年「アリストテレスの動物誌」に鯨は記載されていた。
しかし、鮫「さめ」やエイと親戚の魚類として記載されていた。1400年代のルネッサンス時代のスイスの医師ゲストネルの「動物誌」にも依然として巨大な鯨が海の怪物として記されていた。お魚の仲間の海獣として帆船を襲っていたと記され、体には鱗「うろこ」が描かれていた。日本の古典的な百科事典、寺島良安著「倭漢三才圖會」【1712年51巻】に「紅海に棲む鱗【うろこ】の無い魚」の項にフグ、サメと並んで鯨やイルカが分類されていた。
「鯨さんは海に横たわり船を飲み込む。日中は海中に日没後は海上に現れ、その長さは千里、小さいものでも数丈ある。
波をうち鳴らす音は雷のようであり、水族は畏怖「いふ」して鯨を攻撃するものはない。」と記されている。
その種類は六種類あり、全てが食用になり、脂も採取ができ、全てを使用できるので大切にしろ。と書いてある。
2:鯨の大便に関して;まあ生きているものは全てその老廃物を排泄することからして鯨さんも大はするでしょう。
鯨の大便は海上に「泡のように漂い」、黒いのと白い便の状況が観察される。白い方が希で、之は痘瘡「天然痘」の治療に用いる。黒いのが一般的。同じほ乳類のイルカも鯨同様下利便をたれる。でもお尻は拭く必要はない、周りが海だー。
3:下利便の仕組み:塩辛い海水の中に棲んでいる「鯨」には様々な謎がある。その一つは人間と同じほ乳類の体液とほぼ同じ体液を保つ仕組みにある。私達は腎臓が発達して塩水を飲んでもオシッコで排泄します。
海水浴に行って塩っ辛い海水を飲みのどが渇き【おいしい水】をたらふく飲んだ経験がありますし、便所が行列なんて事があった記憶があります。しかし鯨さんには、「おいしー水」がありません。
周りは全て塩っ辛い海水です。この海水をたらふく飲んでこれを体の外に排泄しなければなりません。
そこで進化という過程を経て下痢という手段を編み出しました。鯨さんの口には粘液である「よだれ」を出す元「腺と言い。我々の唾液腺と同じ」がたくさんあります。オキアミなどの食物と一緒に、そこからたくさんのヨダレ「私も美味い物を見るとダーラーと出ます。」を出します。この中に「セロトニン」と言う「下痢の元【ゲリゲン】」があり、腸管の粘膜の水の透過性を亢進させて、又動きを活発にさせて一気に海水中に放出します。この源は鯨の皮下脂肪の脂肪組織にあります。この脂肪を分解したときに大量の「水」が生産されます。この水を使ってピーピにしているのです。この結果鯨の体液は人間達とほぼ同じ「塩分控えめ」な体液状況を作り出しています。「ピーピー」だって一生懸命に鯨さんが自分自身を変化させて、この塩辛い世界の王者として君臨するべく努力をしてきた。「鯨」だって一生懸命に自分を進化させて、地球環境に順応してここまで長らえて生きてきました。生き物を大切に。ましてや、地球環境をこれ以上に悪化させたり、同じ人間・子供を爆撃し地球を破壊するなんて、人間だけが愚かな生物なのかもしれません。私たちは地球仲間なのです。お互いに「恕」を持って、「生」を敬い「自然」に感謝して、大切に感謝して食べましょう。終。



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