肺炎球菌予防接種の勧め 

田村医院 田村 仁


世界中でSARS「サーズ:重症急性呼吸器感染症の原因ウイルス」が大問題になっています。そこでウイルス性肺炎について調べました。ちょっと前まで日本で大流行していたインフルエンザ「特にA型」とに共通点に関しての個人的な意見を述べます。まずその前にウイルス性肺炎について辞典から調べました。
 
ウイルス性肺炎。ウイルス性肺炎には呼吸器ウイルスによる肺炎と肺以外の臓器を侵すウイルス感染にさいしてみられる肺炎とがある.呼吸器ウイルスとしてはインフルエンザウイルスA, B, C, パラインフルエンザウイルス,RSウイルス,コクサッキーウイルス,ライノウイルス,エコーウイルスやコロナウイルス,レオウイルスなどが知られている.呼吸器ウイルスは上気道から下気道までいずれの部位をも侵し,下気道感染が主となるとき気管支肺炎や肺炎の型を呈する.ウイルスは細気管支や肺胞の細胞質や核内に感染して細胞壊死を生じ,その損傷の形や程度はウイルスの感染量,毒性および部位によって異なる.II型肺胞細胞の損傷は肺胞腔の虚脱,単核白血球の周辺浸潤など間質性肺炎*の型をとるものから,毛細管壁を含む肺胞壊死を生ずる浮腫性・出血性胞隔炎を呈する出血性間質性肺炎hemorrhagic interstitial pneumoniaの型となるものまでがみられている.細菌の二次感染によって重症化するものが多く,治療はこの予防と免疫療法が主となる.と書いてあった。
 
インフルエンザと今度の「SARS【サーズ】」との共通点と歴史と個人的な意見「私見」。
両者共に特に抗体のない「過去に感染の既往がない」人が感染すると高率に「肺炎」を併発します。死亡率は多分「過去に罹ったことのない人々の間では」両者共に同じだと思います。人類にとっては嫌な病魔です。インフルエンザA型の方が一見「死亡率が低そうだが」これは統計的な問題だと思います。インフルエンザの場合では人間達に古くから襲いかかっていました。インフルエンザは紀元前の時代から人間達に襲いかかってきた。インフルエンザは突然流行し短期間に広い範囲の人々に猛威をふるい数ヶ月で終息します。又大流行が周期的にやってくることから、中世イタリアの占星術師達は「星の影響【Influentiacoeli】」と考え此の伝染病を「Influenza【インフルエンザ】」と呼んだそうな。日本では江戸時代には「お駒風」「谷風」等と呼ばれた悪性の風邪が流行したと言う記録があります。20世紀になっても度々世界的な流行があった。特に1918年の「スペイン風邪」では、世界中で6億人が感染し、2500万人の死者が出た「死亡率は約4%」と今回の「SARS:サーズ【重症急性呼吸器症候群】」とほぼ同じ死亡率でした。従って対策は以下の事が考えられます。

:早期発見と隔離。「しかしながら潜伏期には発見できません」
:ワクチンの開発。「後一年くらい待ってください」
:抗ウイルス薬「インフルエンザのタミフル等」「これも一年くらい待ってください。」
:細菌性肺炎等の呼吸器合併症に罹らない為にも「ニュウモパックス【肺炎球菌ワクチン】の接種が現在最も良い方法です。準備に越した事はないし注意し過ぎることもない。
:後は国内に入れない事「検疫の強化」しかし検疫体制も長期戦になると人員不足から無理。

やはりもし国内で流行したら?、インフルエンザに準じた予防方法で良いし、治療方法のない現在は重症化を防ぐ意味でもワクチンを勧めます。予防はインフルエンザと同じです。

@:むやみに雑踏に行くのは控えましょう。やむを得ずの場合はマスクの着用を。
A;電車内など人と人が接するところではマスクの着用が望ましい。
B:十分な睡眠は病気に対抗する免疫力を増します。
C:外出から帰ったらうがい・手洗い・目洗い・鼻洗い・の励行を。
D:規則正しい生活も免疫力を増します。
E:消化の良い食事、納豆などの大豆製品の摂取も免疫力を上げるには良い食品です。
F:いつもニコニコ楽しく充実した毎日を送ることも免疫力を増加させます。
G:お風呂の中での水かぶり・交互浴・たわしで擦る事も皮膚の鍛錬には良い事です。
 
中国・東南アジア・台湾等の外国旅行から帰ってきて、急な発熱・咳・呼吸困難などが起こった患者様は直ちに豊島区池袋保健所「03−3981−1111区役所に電話して保健所の担当者宛電話を回してもらってください。」に連絡して指示を仰いで下さい。



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