にきび



『ニキビ』なんとかして

小さい時から診させて戴いている『子供=青年』から良く要望が出ますので勉強しました。

ニキビ[Pimple:ぴんぷる*ちなみに 『えくぼ』はDimple[でぃんぷる]と言います。]:
尋常性ざ蒼[じんじょうせいざそう]:Acne vulgaris :俗称『にきび』:

脂腺性毛嚢を侵す慢性炎症性疾患。主として青年男女の顔面、胸部、上背部に好発し、面皰[めんぽう]、丘疹[きゅうしん]、膿疱[のうほう]、が混在している。

一般に、上記の部位を不潔な指等で掻くために、『アクネ菌[Propionibacterium acnes]』、『表皮葡萄状球菌[ひょうひぶどうじょうきゅうきん]』や『連鎖状球菌』が感染していて難治化を助けています。

治療方法:

一般に上記の細菌感染が考えられるような場合には、適切な抗生物質の投与が行われます。ファーストチョイスは、テトラサイクリン系の抗生物質である、ミノマイシンや、歯牙沈着の無いビラマイシン[ファイザー製薬*私の中学校からの友人が学術部長 ]を飲んでもらいます。長期間内服してもあまり副作用はありません。が、3カ月に一回くらいの肝臓や腎臓の検査は必要です。胃が痛くなる場合がありますので、『健胃散』も一緒に飲んでもらいます。

外用剤:

@東医クンメルフェルド液:沈降イオウ+アラビアゴム末+カンフル+デヒドロ酢酸ナトリウム+石灰水+ローズ水。北池薬局の薬剤師さん達が更に『愛』を加えて作ってくれます。夜は良く振って付けて、朝は上澄みを塗ります。

A東医ダラシンローション:注射用クリンダマイシンを使いますので、自費扱いとなります。

B東医ひの吉君アクネローション:甘草[極上の東北甘草]水煎じ液+ヒノキチオール+愛で作成する予定です。時間をもう少しください。

私はこの『尋常性座蒼』についての治療方法は下記と考えています。

ファーストチョイス:

@漢方薬の内服:『ニキビちゃん 』は大昔から『青春のシンボル』だったから、治療方法は漢方の方が一枚上手あろうと思います。『ニキビ君』を治す漢方薬は、清上防風湯[せいじょうぼうふうとう]、胸脇苦満[きょうきょうくまん]があれば、大柴胡湯[だいさいことう]や小柴胡湯[しょうさいことう]が使われます。

於血[おけつ:血の道の渋滞]があれば、桃核丞気湯[とうかくじょうきとう]、桂枝茯苓丸が用いられます。

鼻炎も一緒にあれば、荊芥連翹湯[けいがいれんぎょうとう]が使われます。

化膿している様な場合には、十味敗毒湯[じゅうみはいどくとう]が用いられます。

化膿を繰り返すような場合には内托散[ないたくさん]が用いられます。

体が弱い人は、当帰芍薬散が用いられます。

故大塚敬節先生の『漢方診療30年:創元社』に『清上防風当』を用いて悪くなった症例が発表されていました。

この構成生薬中の『桃仁[とうにん:Peach kernel:モモやヤマモモなどの種子で消炎性浄血薬として漢方で用いられる。]』のアレルギー反応だと私は思いました。

A漢方の外用薬:紫雲膏[しうんこう]、白雲膏がありますが、私は自分自身で工夫をして作りました。



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